12・8 おいしい卵 (2013/12/09)
地鶏の卵を買うために7時半に家をでて、オルガニックの野菜市に向かう。そこで売られている卵は、大きさも大小不揃いで、茶色、薄緑、白、色も様々であるが、子供の頃食べたたまごーという濃厚な味がする。 なぜ、薄緑かと尋ねると「うちの鶏は、草もいっぱい食べるからね~」とのこと。草を一杯食べると、殻まで緑になるのか、その真偽は解らないが、本当に薄緑色なのである。 「雌鶏の産み初めの卵は小さいの」そう言ってチャボの卵を一回り小さくしたような卵を見せてくれた。「人によっては、こればっかり買っていく人がいるのよ」産み初めの卵小さい、この話も初耳である。確かに、なんとなく栄養分が一杯という気がしないでもないが、実際どうなのであろう。殻の色も変わっているが、割ると黄身のもっこり具合が尋常じゃない。盛り上がるどころか、黄身の真ん丸がほとんどひしゃげることなくピンポン玉のようになっている。 「すっかりここの卵がきにいっちゃったよ」というといかにもドイツ系らしき小太りのおばさんがコロコロとわらった。このおばさんの人柄が卵にも出ているようだ。 以前、買っていた卵は、黄身の立ちもなく、殻をわった時点で卵黄膜が破れてしまった。そこの卵は100円ほど安いが、売っているおばさんはいかにも意地が悪そうな顔をしているし応対も悪い。100円の差だけでおいしい新鮮な卵を食べることができ、気持ちよく買い物ができるのなら、そっちの方が絶対いい! この卵は人気があるようで、いつもの時間に行くと売り切れていることが多い。そんなわけで最近は、この卵を買うために30分早く家を出るようになった。その価値は十分あると思う
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