12・12 イナダの頭 (2013/12/13)
メルカードで赤ぶりをかった。大きさが40センチほどであるから正確にいうとイナダであるが・・・。ブラジルには青っぽい、日本でいうブリと赤っぽい赤ブリがいる。検索してみたが赤ブリというのは、見当たらなかったので、もしかしたら、ブリに見かけがにた別の魚なのかもしれない。 いつものように、さばいて枚おろしてもらう間メルカード内の写真を撮り、帰ってくると出来上がっていた。さらに、「頭もさばいたから」と最近はいったばかりの捌き係の、プロレスラーのようにがっちりした白人がニッコリ笑って包み渡してくれた。 普段はどんな大きな魚を買っても頭はいらない、というのだが、わざわざ捌いてお持ち帰り用に用意してくれているものを「いらない」とはさすがにいえなかった。最近、増えた中国人が大の頭好きだから、当然僕も欲しがると思ったのだろう。僕は、頭やアラは、料理するのが億劫だし、第一食べるのが面倒くさいのであまり好きではないのだ。 せっかくだから、家に帰って料理しようと、包みを開けると、意外に身があり驚いた。さっそくみそ仕立てにして、ジャガイモ、ニンジンなどをいれて煮込む。そうしているうちに、北海道の三平汁を思い出した。自分で作ったことはなかったが、寒い時期に食べる三平汁は、最高においしかった。夏に食べる三平汁風、イナダの煮物もなかなかオツなものだ。
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