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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・10 羊のコステーラ [画像を表示]

2・10 羊のコステーラ (2014/02/10) 久々に肉を食べた。羊の肉である。これがなかなかうまい。入った店がコステーラ(アバラ肉)専門店だったので、一瞬牛にするかと迷ったが、牛は何回か食べたことがあったので、今回はあえて羊にしたのだ。
ちょっと塩が強すぎだが、肉自体は羊独特の風味がありうまい。遠くパタゴニアに思いをはせながら食った。パタゴニアには行ったことはあるのだが、食ったという記憶がない。椎名誠の「パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り 」の、羊の開き肉をたき火であぶって食うシーンを読んでいると、いかにもうまそうで、今度パタゴニアに行ったときは、絶対羊を食べようと思ったものである。サンパウロのどまんなかでオーブンで焼いた羊ではあるが、それでも十分おいしい。
ブラジル第2の河川、フランシスコ河のほとりで、ヤギの肉を食べたことを思い出した。このヤギの肉もうまかった。塩をして軽く干した肉は、ビールの肴に最適で、気が付くと、友達と二人で1ダースのビールを開けていた。サンフランシスコ川からのそよ風と川の匂いが、いっそう雰囲気を盛り上げてくれたのだろう。このときのヤギ肉はブラジルで食べた肉の中でもトップクラスのものであった。
香ばしい羊のコステーラを食べていると、風とどこまでも続く大平原のパタゴニアにもう一度行きたくなった。

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