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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・27 メトロ人身事故 [画像を表示]

2・27 メトロ人身事故 (2014/02/27)  メトロを待っていて、列の一番前になると、いつも恐怖を感じる。「もし、後ろから押されたら、確実に落ちて死ぬな」と思いながら、横にいる人たちを見ると、意外にもみんな平のんびりした顔をして携帯を見たりしている。中には、黄色い線を越えて危険区域内にいるにもかかわらず平気な顔をしている若者もいる。よくこんなんで線路に落ちる人がいないものだ、と思っていたら、昨日の朝、20代の女性が後ろの男に押されて線路に落ち、命は助かったものの、片腕を失う重症を負った。何故、男が押したのかをニュースだったので見逃してしまったが、自分自身が同じような事故に遭う可能性も十分ありえるので恐ろしくなった。
 去年あたらしくできたルスーブタンタン線は、こうしたことを想定してか、線路にそってガラスの壁があり、列車がきたらドアが開くようになっているので、こうした事故の心配はない。
ブラジルの交通機関もさまざまな事故を想定した施設を造るようになってきたが、まだまだである。昨日はサンパウロの国際空港が停電になったらしいし、ルス駅でも人身事故があったらしい。列車にしろ、メトロにしろ、道路にしろ、サンパウロの主要な交通機関はパンパン状態である。こんな交通機関が最悪状態の中でWカップはどうなるのだろうと心配してしまう。開催まで4か月を切ってしまったし、もうどうしようもない。ブラジル人が開き直って責任逃れをする言葉「ノン・セイ(知らない)」を連発することにならなければいいが。

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メトロの駅の構内。鉄柵はつけたりのけたりしている


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