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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/19)
3・3 盛り上がる街のカーニバル [画像を表示]

3・3 盛り上がる街のカーニバル (2014/03/04)  人が集まること集まること! 昨日は3つのブロッコの行進をはしごして、身動きが取れないほど集まった人々に驚いた。なんで街のカーニバルにこんだけたくさんの人が集まるの? と言う感じである。
 新聞で、その日にパレードを行うブロッコリストからアパートに近い所を選んで、出発予定から1時間後に行った。今までの経験から、1時間遅れることは当たり前で2時間3時間おくれることはざらだったからだ。しかし、ビッシーガのブロッコは既に出発していた。この辺の気ままなブラジル人のリズムが未だに良くつかめない。もっともブラジル人自身も良くわかっていないと思うが・・・。出発した後にも多くの人が残っていて、とにかく人人人であった。それもどちらかというと黒い人が多い。ビッシーガはもともとイタリア人の町として有名だから、白人系が多いように思っていたが、どうやら違うようだ。 
 普段は写真を撮っていると、文句をつけてくる人が多いのだが、カーニバルばかりは別なようで、向こうから写真を撮ってくれと言ってくる。最初はメールで写真を送るからと言っていたが、途中で面倒くさくなってやめた。今まで、何人もの人に送ったが、誰一人として着いたことも知らせてこないし、もちろんお礼の一言もないから、こちらとしても送りがいがない。
 面白いことに、女装をする人が本当に一杯いる。初めは冗談でやっているのだろうと思っていたが、見ていると必ずしもそうではないようだ。普段はしたくても、できないが、カーニバルは女装してもおかしく思われないから、ということで、カーニバルが来るのをずっと待ち望んでいた人も結構いるようだ。ゲイやレズたちも、日ごろのストレスを爆発させるがごとく激しく踊りまわっている。今のカーニバルは、普段、心の奥底にしまいこんでいるドロドロしたモノを吐き出させる日になっているのかもしれない。普段好き勝手に生きて、ストレスが少ない僕でさえも、カーニバルが近づき打楽器の音を聞くと血がプツプツ沸くような感じを覚えるのだから、やっぱり皆同じように血が騒ぐのだろう。
 リオやサンパウロのサンボードロモの行進は、参加費は高いは、入場料は高いで、一般庶民には敷居が高く、エスコーラサンバの関係者と一部の人々を除いて人気があまりない。政府や資本家が毎年テレビなどで無理やり盛り上げている感じがしないでもない。テレビの調査では57%の人々がカーニバルは嫌いだ、あまり好きでない、と言う結果がでている。やはり、ブラジル人の皆が皆騒ぐのが好きなわけではないのだ。
 しかし、実際に街のカーニバルを見ていて、今年のサンパウロの街のカーニバルの盛り上がり方は、これまでとは一味違うような気がする。去年からのデモといい、今年のカーニバルといい、高い物価や治安の悪化、政治家の汚職に対する国民の憤懣が湧き出ているようだ。カーニバルやサッカーで憤懣を少しずつ吐き出さずに、一気に吐き出して国民が一丸になって動けば、この国はもう少し変わるような気がする。すこしずつ国民のガス抜きをする政治家がずる賢いのだろう

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