3・17世界レベルのサービス低下 (2014/03/17)
中国でニコンの一眼レフが販売禁止になった。中国のテレビ番組で取り上げられたことを時事通信社は「・・・番組は、D600で撮影した画像に黒い点が写っているケースがあるとの消費者のクレームを紹介。製品の欠陥だと指摘するとともに、クレーム対応にも問題があると強調した」と伝えている。 日本の人は、「また、中国が煩いことを、イチャモンつけてきて!」と思っているだろう。製品自体のともかくとして、ニコンのサービスセンターの対応はここサンパウロにおいても低下している。以前は、故障カメラなどを持っていくと、ひとりひとり窓口で懇切丁寧に対応してくれ、少々値段は高いが、さすがニコンだとニコンのカメラを愛用してきた僕自身も誇らしかった。ところが突然(なんらかの告知があったのかもしれない)去年の暮れから、電話でしか受け付けなくなり、郵便やモト便で壊れた製品を送り届けるようになったのだ。遠方に住んでいるならともかく、すぐちかくに住んでいるにもかかわらず、高い機材を郵便で出すなんてことはできない。ここは日本と違うのである。配達中に壊れたり強盗に盗られたりすることも十分考えられる。そうなるとだれが責任をもつのだろうなどと思っていた。その旨のメールを出したが、NIKONからは担当の部署に回したとのメールが機械的に送られてきただけで、その後一切回答はない。 この記事を読んで、サンパウロだけでなく、おそらく世界各地でサービスの低下が起きているのだと思った。ニコンほどの大企業になると、今は日本だけでなく世界を相手に製品を売っていく時代である。日本国内だけでなく海外でのサービスも充実してほしい。大変なことは解るが、そうした地道な活動によってこそ製品が認められるのだと思う。20年以上製品を使ってきた大好きな企業である頑張って欲しい。今のような状態を続けていると、中国だけでなく、ブラジル、世界各地で売り上げは落ちて行くだろう。
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