3・20 痴漢 (2014/03/20)
今まであまり話題に上らなかった列車、メトロ内の痴漢が、先日メトロSE駅で26歳の男が痴漢でつかまって以来、テレビなどのニュースで取りざたされるようになった。僕がブラジルにきた20年前に、痴漢のことを尋ねると、「そんなのはブラジルではないね~」と笑われたものだ。もちろん、当時は今のように超過密ラッシュもなかったし、人々のストレスもほとんどなかった。 ブラジレーラは気が強いから、身体を触られたりすると文句をいうと思っていたが、皆が皆そういうわけでもなく、気が弱く我慢している女性もいるようだ。以前にもぎゅうぎゅう詰めのメトロの中で強姦事件まであったから、痴漢常習者は独特の鼻で、気の弱い女性を見つけ出すのだろう。最近は日本なみに、隠し撮りも随分行われているらしい。 ただ、男性の側からいわしてもらえば、肌をモロダシし、ミニスカートなどを履いて、色気ムンムンの女性がいればついつい手がでてしまって触ってしまった、なんてこともあるような気がする。もちろん痴漢する方が悪いのだが、女性ももう少し服装を考えた方がいいような気がする。 今まで、ほとんどの女性が痴漢にあっても黙ったままであったから、さほど表沙汰にならなかったようだが、この逮捕をきっかけに、訴え出る女性が増えるだろう。列車の中にもカメラが据えつけられているし、今後、日本のように厳しくとりしまわれると思われる。
 | サンパウロはいろんな意味で世界の大都会になってしまった。 |
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