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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/07)
3・28 再びデモ [画像を表示]

3・28 再びデモ (2014/03/28) 自分のブログを見返してみると、デモについて書いたものが増えた。それだけ毎日のようにデモが行われているということは勿論であるが、僕自身が人にあったり、出かける事が少なくなったりしたともいえる。
最近の、Wカップ反対のデモは、中に混じったブラック・ブロック(何かの抗議行動、デモンストレーション、あるいは他の階級闘争、反資本主義、反グローバリゼーションに関連する催しがある際に集合するアフィニティ・グループ)が暴走することが多く、それに対して、警官もガス弾やゴム弾を使用するので危なくてしょうがない。
夕飯後、マンガをよんでいるうちに眠っていた。打楽器の音に目が覚め窓の外を見下ろすと、デモ行進が行われていた。そういえば、友人が今夜は反wカップのデモが行われると言っていた。見ているうちに、うずうずしてどうしても撮りたくなった。慌てて用意をして外に出たが、行進は過ぎ去った後で周囲からは何の音も聞こえてこない。数台のパトカーが、威嚇するように赤い警告灯の光をそこいらじゅうにまき散らしながら止まり、あちらこちらに白いヘルメットを被り、盾を持った警官がいる。不審な動きをすると、警察の尋問を受ける可能性もあるので、できるだけ普通に、そして警官の方を見ないようにして歩く。レプブリカ広場あたりにきてやっとデモ隊に追いついた。警官がデモ隊を包み込むようにずらりと並んで、道路脇を固め、参加者が不審な動きをするとすぐ、逮捕できる状態でいた。
できれば、デモ隊の中に入るか、前に回りたい。しかし、どこまでそれが許されるか? ヘタをすると警官に逮捕される可能性もあるので、様子を見ながらデモ隊に近づくことにした。今までいなかった、カメラマンもちらほらと見える。どうやら、警察は力ずくにデモ隊を抑える行動は取っていないようである。
デモ隊よりも、ずらりと並んだ警官隊が異様で、そちらの写真を撮りたかったが、あからさまに撮ると、捕まったり尋問を受ける可能性があるのでデモ隊を撮るふりをしながら、警察を撮る。こういうとき何の後ろ盾もないフリーの人間はつらい。とにかく無理をする気はなかった。
デモ隊がレプブリカ広場前で止まり、座り込んでシュプレヒコールをあげる。もう少し警察隊も近づいてくれるといいのだが、警察隊は遠巻きにしてみているだけである。今までだと、デモが終了間際あたりから、ブラック・ブロックが破壊行為におよぶことが多かった。そうなると警官隊も実力行使をするので危ない。しかし、デモ隊はシュプレヒコールの後、三々五々解散し始めた。それでも、まだ半分以上は残っている。一緒に残って様子を見ようかと思ったが、急いで出てきたためレンズも明るいモノを持ってきていない。あまり無理をするつもりもなかったので、僕も帰ることにした。
今後もWカップまで何度かデモはあるだろう。デモ撮影中にカメラマンがゴム弾に当たり失明したり、怪我をするカメラマンやレポーターが続出している。どこまでおいかけて写真を撮るのかしっかり自分できめておかないといけないな、と感じた夜であった。

DSC_8157.jpg
警官を撮るカメラマンは誰もいない。デモ隊よりもはるかに面白い被写体だとト思うのだが・・・。あまり撮りすぎると危ないので遠くから


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