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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/07)
4・3 情報の重要性

4・3 情報の重要性 (2014/04/03)  早いもので、息子もすっかり大きくなって、今年大学受験である。息子の高校は一応私立高校であるが、かなりレベルの低い学校のようで、息子曰はく、どんどん良い先生が辞めて、より高給の有名私立学校に移行し、従業レベルは落ちていっているらしい。
 ブラジルも学歴社会だから、良い大学に入るか入らないかによって、今後の人生は随分左右される。さらにアミーゴ社会であるから、大学で優秀な良い友達がいると、いろいろ助けてくれる。そんなことを考えると、良い大学に入学するにこしたことはない。もちろん、本人のやる気次第であるから、何も言う気はなかったが、とりあえず親として忠告くらいはしておいた方がいいと思い、「今の頑張り次第で、今後のおまえの人生は大きく変わるよ。もし、予備校に行きたいならお金はだす」と一言言っておいた。彼の人生だから好きなようにすればよい、いやなら行かなければいいだけだ。たとえ大学にいかなくても、その後の頑張り次第で、どうとでも変わる。ただ、もっと苦労しなければならないだけだ。
16歳の頃、ずっとつづけていた習い事をずるやすみした事があった。その時、かなり叱った。反発してきたので、それ以来、人に迷惑をかけないことであれば彼の好きなようにさせ、何も言わないことにした。
 「予備校に行きたい」というので、いろいろ調べさせると、試験を受けて点数がよければ、授業料の割引があることが解った。僕自身も非常に苦しい生活を送っているだけに、少しでも安い方が良い。昨日、その試験があったのだ。聞くとわずか5人しかテストを受ける人間がいなかったらしい。予備校を受講する子供は皆お金持ちばかりで彼のような貧乏人の息子はほとんどはいないから、そんな割引の判定試験を受ける必要はないらしい。
 判定は試験終了後その場でわかるらしく、結果をもらってきていた。日頃の彼の勉強の様子をみていると、とても割引などもらえないだろうと思っていた。ところが、なんとか割引をもらうことができたのでほっとした。
 最近はブラジルも、猫でも杓子でも大学に行く時代になった。聞くと、驚くほど高額の授業料を払って私立の3流大学に通っている学生も多い。女の子の中には、家ではとてもそんな高額な授業料を払えないから、その授業料を払うために、風俗店や夜働く子もいる。もし予備校の割引の情報を知っていたら、そんな高額の私立の大学に入らずに済んだかもしれない。知らないことによる失敗だ。ブラジルのような国では、知らないと損をすることが多い。それだけに、常にアンテナを張って情報を収集しておく必要がある。


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