4・6 嫉妬深さと執念深さ (2014/04/06)
お金持ち、美人、30代半ばのお医者さん、そんな恵まれた女性が、父親と共謀し婚約者に対して罪を犯し6年の懲役を受けることになったと、とテレビのニュースで流れた。何故? 2度同じ内容のニュースを見たが僕のポ語理解力ではどうしても肝心の部分がよく聞き取れない。ずーっと気にかかっていた。 ちょうど友人から電話がかかってきたので、このニュースのことを聞くと、 「ああー、あれですか。あれは阿部定ですよ。阿部定!」 「え~、阿部定ということは切っちゃたの?」 「そうです。父親と娘が、人を雇い切らしたんです」 「すごっ! そういえば切るとかなんとかいっていたな~」 「ブラジルのニュースでは直接、ペニスというような言葉はつかわない習慣があるんです。それでわからなかったんじゃないですか?」 ニュースによると、この女性は周囲でも常に人目をひく美人であったが、非常にヤキモチ焼きで、婚約者が他の女性と話をするだけでも怒ったらしい。そんな女性に愛想をつかしたのか、男性は婚約の解約を申し出て(この辺はよく聞いてなかったので「多分」ということで)、それに怒った彼女が父親に話してペニスをちょん切ってもらったらしい。その後、彼女は他の町に逃亡し、髪型や顔つきを変え、12年ひっそりと暮らしていたが、医者の登録番号などから居場所が判明し逮捕されてしまったのだ。 テレビに流れた顔写真を見ると、確かに白人金髪の美人であった。警察がみつけだしたのか? 男が見つけ出したのか? 解らないが、もし男が見つけ出したのなら、凄い執念である。なにしろ12年も探し続けていたわけであるから。もし僕だったら、12年も怨念を抱き、探し続けることができるだろうか? ブラジル人の嫉妬の強さ、執念深さは知っていたが、今回ニュースを見て、改めて、その凄さを実感した。もっとも、嫉妬心はブラジルほどではないが、執念深さは日本人も相当なものであるとは思う。でも、日本人もブラジル人も「怨」文化の韓国人には負ける??
|