4・6目指せ100回! (2014/04/07)
友人から、使わなくなったテレビや、ソファー、冷蔵庫などを安く譲ってもらうことになり、引っ越し用の軽トラックを頼んで運んでもらった。ソファーは犬がボロボロにしていたし、冷蔵庫もテレビも壊れていたので、本当に助かった。 トラックレンタル料は、これらの家具を運んでくれる助人代を合わせて150レアル(約7500円)。7年ほど前に頼んだときは80レアルだったから、約2倍である。物価がどんどん上がっていることを考えるとおそらく打倒な価格だと思う。ただ、息子もいるし、僕もいるので助人はいらないから、少し安くしてくれ、と言おうかと思っていた。 既に助人を連れてきており、今更いらない、とは言えなかった。見ていると、どうも助人がトロトロしているので、24型ほどのブラウン管テレビをも持ち上げようとした。重い! 頑張れば持ち上がらないことはないのだが、僕にはちょっと無理である。無理に運んでいて、テレビを落とすのも嫌だったし、自分の身体を悪くするのも嫌だった。そんな僕を見ていた、親方が、手伝わなくていいから見ていてくれと言ってきた。恐らく僕と同じくらいの年齢の、がっちりした体格の男である。軽々とはいかないまでも、「ムッ」、と力を入れてテレビを持ち上げると一人で車まで持って行った。 家まで運び込んで、腕も筋肉も痛いしクタクタに疲れている自分を感じた。 腕力が弱くなっている自分をつくづく実感してしまった。最近、写真を5時間ほど撮っていると、シャッタースピードが遅くなると結構ぶれている写真が増えるのを感じていた。仕事が終わった後には、すっかり握力がなくなりミネラルウォーターのキャップも開けられなかった。カメラとレンズを合わせておそらく2キロ以上あるから、仕方がないといえないこともないのだが、以前はこんなことはなかった。 父が年をとって、すっかり腕力がなくなっていたことを思い出す。僕が成人してからも腕力はかなわなかったのに、65歳を越えたあたりからすっかり力が弱くなっていた。そんな父を見るのが悲しかった。今自分も同じように年をとり、腕力が衰え始めているのだ。そう思うと、少し寂しくなったが、老後のための貯金なんてないし、まだ引退なんてとてもできない。今からまだひと踏ん張りどころか、2踏ん張り、3踏ん張りしなければならない。というわけで腕立て伏せを毎日することにした。目指せ100回。
 | セ広場で祈る人々。コノサンパウロで生きていくことは、難しい。祈る気持ちモ解る |
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