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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/03/28)
4・14 ブラジル人の道徳心 [画像を表示]

4・14 ブラジル人の道徳心 (2014/04/14)  自転車のシェアリングがニューヨークで人気を博しているようだが、サンパウロにも去年シェアリングはあった。やはり同様に銀行が中心になって行われていた企画で、各地域に無人のレンタル場所が設置され、何度か柿色のシェアアリング自転車に乗る人の姿をみかけたものだ。
 絶対こんなシステムは続かない! と思っていたが、やはりそうなった。レンタル場所の自転車は1台、2台と消えて行き、しまいには1台もみかけなくなり、レンタル場所の自転車を置いておくバーからは電線が無残にさらされていた。泥棒が自転車を盗んで行ったのだ。そうするうちに、このバーさえも撤去され完全に消失してしまった。半年つづいたであろうか?
 ブラジル人もアメリカ人もそんなに道徳意識は変わらないと思うのだが、未だにニューヨークでは自転車のシェアリングが続いていると言う事は、アメリカ人の方が道徳意識は高いのかもしれない? 
 サンパウロを走るバスのほとんどは、バスの前方部にコブランサ(お金を徴収する人)がいて、乗客はお金を払って乗車するようになっている。今は磁気カードがあり、そのカードを使って乗車する人がほとんどであるが、コブランサの仕事はなくならない。ひとつには、コブランサを失くすと失業する人が出るということもあるが、居ないと、無賃乗車をする人が激増するからだ。おそらくバス会社もコブランサを雇った方が、損失が少ないことを知っているのだろう。一時期、ワンマンバスも出現したが、これも知らない間に見なくなってしまった。とても、運転手一人では乗客をさばききれなかったのだろう。コブランサなんて無駄職業だと思っていたがここブラジルでは必要なのだ。
 自動改札口があり無賃乗車無理に見えるメトロでさえも、メトロ職員が見ていないと、ごく普通の人が平気で改札口をすりぬけていく。僕が見ていたわずか10数分のうちに3人が、チケットを買わずに改札口をすりぬけていた。一人は職員に見つかり、バツが悪そうな顔をして連れていかれた。おそらく逮捕されることはないから、すぐ解放されたのであろう。こういう道徳心が無い人が多いから、完全自動化などはとても無理である。もし、自動販売機などが通りに設置されたら、次の日に自動販売機ごとなくっているか壊されているだろう。
 とにかくブラジル人には、「モノを盗んではいけない」「他人に迷惑をかけてはいけない」「謙譲」などというような道徳心なぞ無い人が多すぎる。こんな社会に長年住んでいる僕も道徳心が少なくなっているのではないだろうか

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