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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/06)
4・22 久しぶりの肉 [画像を表示]

4・22 久しぶりの肉 (2014/04/22)  普段、ほとんど魚と野菜・果物しか食べていないので、時に無性に肉や鳥が食べたくなる。友達から電話があり、昼飯を食べに行こうということになった。
「何が食べたい?」
「肉!」最初は何でもいいと思っていたが、突然肉を食べたいと思っていたことを思い出したのだ。
 向かった先は、アクリマソン地区にある「ラッソ・デ・オーロ」。1965年から続いている、老舗中の老舗のシュラスカリアである。10数年前に、一度人に連れられて来たことがあったが、その時は、まだよく肉の味がわからず、とにかく肉がたくさん食べられれば良かった。それでも、かすかに、おいしかったよ~な記憶がある。
 さて、ここの肉はどうだろう? 今まで肉が食べたくなると、パウリスタ近くのスジーニョや、セントロの中の中クラスのシュラスカリア(ブラジリアンバベーキュー店)に行っていたが、店は大きくなったものの、客が増えすぎて、機械的に客をさばくようになっており、はっきり言ってサービスは最低になっていた。そのうえ、肝心な肉もすっかり落ちていた。まず焼き方が悪い。客がどんどん入ってくるので、肉はその場で焼き始めるわけではなくある程度焼いて置いているのだろう。「マオ・パッサード(レア)」と頼んでも出てくる肉は焼きすぎいてパサパサになっていた。それでも2度行った。値段はそこであるが、あまり肉がまずいので、もう行っていない。これは僕だけが感じていたことではないらしく、友人も「質が落ちてがっかりしている」と言っていたのでその通りなのだろう。今に潮が引くように客足が落ちるのではないだろうか。
 ラッソ・デ・オーロは大してきれいな店でも、サービスが良いわけでもなかったが、頼んだアンチョ(アルゼンチン牛のコントラフィレ)は柔らかく、脂も適度に乗っており、久しぶりにおいしいと感じた肉であった。食べ放題の店ではなく、自分が食べたい部位を食べたいだけ頼むシステムであるが、年を取ると、大して食べられるわけでもないのでこの方がありがたい。串刺しで焼かれた肉は、少々焼きすぎで、炭になっているような部分もあったが、ボーイは火の通った表面の部分をそぎ落として皿に切り分けてくれると、再び、軽く火をいれてくれた。そのおかげで、いつもアツアツの肉を食べることができた。
 入店したのは2時半近くであったが、テニスコートほどの店内8割がたはうまっていた。来ている人々の服装や様子を見ていると、おそらく周辺に住む中の下クラスの客層が利用しているお店なのだろう。肉に生ビール1杯にカフェで1人2500円ほど。値段は決して安いとはいえないが、そこそこの値段。もしかしたら、今のサンパウロでは安い部類に入るかもしれない。たまにはこうした贅沢もいいものだ。

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