5・31 インプラント Ⅰ (2014/06/01)
先々週の金曜日に、歯のインプラント手術(手術というのは大げさ?)を予定だったが、仕事の関係で先週の金曜日に延ばしてもらっていた。 手術1時間前に、化のう止め等の薬を飲むように言われ、処方箋をもらっていた。木曜日に薬を買いに行くと、売れないという。聞くと、処方箋の有効期限が3日過ぎているらしい。 「先週の予定が明日に延びて、手術前の1時間前に飲まなきゃいけないんだ。たった3日だから売ってよ」 僕好みの美人、白人系、金髪の薬剤師が 「規則で売れないのよ。うちのような大きなチェーン店では厳しいの。個人経営の店だったら多分大丈夫だから、そっちに行ってみてはいかがですか?」と言って、その薬局の大まかな住所を教えてくれた。もし彼女が僕好みの美人でなければ、もっと粘ったかもしれない。最近のブラジルは本当に融通がきかなくなった。コンピュータで管理されようになり、規則を破った人間は責任を負わされるからだろう。誰もが、責任をおいたくないのだ。しかし、薬を僕に薬を売ったからと言って、何の証拠ものこらないと思うのだが・・・。 近くにあった、やはりチェ-ン店の店に行くと、売ってもいいようなそぶりを見せながら、最後に「責任者聞いてくるから」と言って帰ってくると「ダメなのよ」との申し訳なさそうにいう。あ~、なんとも面倒くさい社会になったものだ。たった3日期限がすぎただけなのに売ってくれないなんて。歯医者に電話をしたが、通じない。木曜日は他の病院に行くからと言っていたから、もう明日にするしかないのか・・・、そう思いながら、歩いていると、薬局が目に入った。ダメ元で入ってみた。 処方箋を見せて明日手術だから、どうしても薬が欲しい旨を告げると、やせぎすのおばさん薬剤師が、まあ、まかせない、と言った感じで「いいわよ、売ってあげるわ。安心しなさい」と言って薬を探し始めた。ほとんどダメだと思っていただけに嬉しかった。諦めずに探してみるものだ。これで、なんとか明日の手術に向けての用意が終えた。 医者は「もともと差し歯で、穴も開いているから簡単、簡単」と言っていたが大丈夫なのだろうか? 何しろ、骨にドリルで穴をあけてねじを入れる手術である。あまりにも簡単に決めすぎたかなと、軽い後悔と不安に襲われた。でも、入れ歯以外にこの方法しかなかったのだから仕方がない。 続く
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