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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/03/31)
6・9 殺伐とした雰囲気のサンパウロ・セントロ [画像を表示]

6・9 殺伐とした雰囲気のサンパウロ・セントロ (2014/06/09)  朝7時、テレビをつけると、デモのニュースが流れていた。えっ、こんなに早くからデモ?! 今までは、いくら早くてもほとんどが昼過ぎであったからちょっと驚いた。場所もアナローザ。おそらくメトロのストと関係があるのだろう。テレビを見ていると機動隊が出動し、デモ隊は、通勤中の車の間にばらばらと逃げ込む。さすがにこれでは機動隊もデモ隊を抑え込むことができない。それでも閉鎖した方側の道路にボン、ボン、ガス弾を撃ち込む。通勤客の多いこんな時間にガス弾を使うなんて信じられない。先日、メトロ構内で、メトロ職員に対して撃ったゴム弾が問題になったのか、さすがに今日は、ゴム弾の使用が禁止されているようだ。
 このゴム弾は非常に強烈で当たると確実青あざができるし、去年のデモでは目にあたって失明したカメラマンもいる。そんな危険なゴム弾を、ほとんど丸腰の人間に対して未だに使い続けること自体許されない。僕も一度デモ隊の近くで写真を撮っていた時に、ご飯粒くらいのゴム弾のカケラが顔にあたって、結構いたかった。
 デモ隊がセントロの方に向かっているという情報を得て、早速セ広場方面に向かった。セ広場に入ったが一向にそんな様子はない。見まわしていると、ざわざわした人混み騒音と突き刺すような笛の音がしてきた。そちらの方にどんどん進んでいくと、300人ほどのデモ隊が、旗を振り、シュプレヒーコールをあげながら進んでいく。耳を澄まして聞くが、イマイチスローガンがよく解らない。メトロのストらしきことや、警官が職員に対してゴム弾を使用したことなどを拡声器でヒステリックに告げているが、デモ隊の人々はセンテットや学生風の人間もいる。どうやら、いろんな要求を持った人たちの寄せ集めのデモらしい。
 デモ隊がセントロの通りで止まると、機動隊が出動してきた。ごついひざ当てや胸当てなどの防具の様子から、ロボ・コップと呼ばれている。これらのものものしい防具にヘルメット、警棒、盾そしてガス弾にゴム弾。さらに彼らはあらゆる状況を想定して毎日ハードなトレーニングを繰り返しているのだから、ほとんど丸腰の学生やセンテットの人間が叶うわけがない。こういう言い方は変だが、ちょっと装備に差がある過ぎるんじゃない、と言いたくなってしまう。
 Wカップまで後3日なのに、この殺伐とした街の雰囲気。もうWカップなんか止めた方がいいんじゃないの!? と言いたくなるが、続々と世界から選抜選手が訪伯している今、もう中止は不可能なことだろうが・・・。

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