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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・15 顔 [画像を表示]

6・15 顔 (2014/06/15)  今朝は、車の交通違反が多い。たまたまか、はたまたWカップのあるせいで、朝まで祝杯を挙げる奴らがいるせいか? 信号無視に一方通行道路の逆行侵入、そして進入禁止道路への侵入。後の2件は危うく轢かれかけた。
 まさか、侵入してくると思わず、あまりにも咄嗟のことで、声もでなかった。ブラジル人ならきっと「トマ・ノ・ク! フィーリャ・デ・プータ!」とブラジル人が最も使う汚いスラングを叫んだだろう。直訳すれば、「肛門舐めろ! 娼婦の子供!」であるが、日本語で言えば「バカヤロウ! 」的な言葉にあたると思う。
 こういう言葉が瞬時に出るようになれば、もう立派なブラジル人といえるだろうが、僕にはまだまだ瞬時に出ない。日本人の50歳男の妙な生真面目さが出て普段これらの言葉を使わないこともあるだろう。考えてみれば、日本語の「バカヤロウ」も使ったことが無いに等しいことに気づいた。感情をあまり人に吐き出さずに、ため込む性格のせいだろう。もっとも、顔には、ばりばりでてるらしいが・・・。
 顔といえば、先日、インプラントをして現在1本前歯がないことのもあり、大口を開けてあまり話さないようになってきた。もともと口を開けてはきはき喋る方ではないから、さほど目立たないだろうと、自分で勝手に思い込んでいたのだが、「歯がない事がすぐ解る?」と息子に聞いた所、はっきり「解る」と言われたので、それ以来あまり大口を開けて話さないようになってしまった。ただでさえ間抜け面なのに、前歯がなくなるとますますである。
 一方で、もう、恰好が悪くても気にする年でもないかと、思う気持ちがあり、服が古くなってボロボロになっていても、スニーカーに穴が開いてもさほど気にしなくなってきている。これは「いかん」気持ちで、若いときならまだしも、年をとってボロをまとっていると、ますますみすぼらしくなるから気を付けなければ、と思っている。しかし、セントロに写真を撮りに歩くときは、ボロい服を着た方が狙われないと思う気持ちがあるのか、妙に落ち着くのも確かである。
 最近は、仕事やちょっと洒落たところに行くときは、そこそこの恰好で、街歩きはボロ着でと、着分けるようにしている。

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今日はほとんどW杯観戦客も見当たらない。各地の試合場に散ってしまったのだろうか?

 


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