6・17 観戦場の面白み (2014/06/17)
前日のエクアドル×スイス戦の観戦客が非常に面白かったので1日1試合、観戦場に人々が応援している様子を撮りにいくことにした。 できれば、あんまり人気の無い試合で、ブラジルにその国の人がたくさん来ている国がいい。そういう意味で、ナイジェリア×イランがぴったりであった。イラン人はあまりブラジルではみないが、ナイジェリア人は、ここ数年たくさん見かける。ただ、ちゃんとした形で住んでいるのではなく、ビザなしの人々が多いと聞いていた。さらに、麻薬の運び人などをやっている人もおおいらしい。その辺がちょっと気にかかったが、まあ、写真はなんとか撮らしてもらえるだろうと、と軽く考えていた。 予想していたように、あまり観客はいない。イラン人を探すと、一人だけイランの国旗を羽織っている男性がいた。確かめると、イランから来たと言う。写真を撮らせてほしいと言うと気軽に応じてくれた。これは幸先がいいな、と思いながら、近くにいたナイジェリア人らしき黒人に頼むと、「NO」という答え。さらに2人に聞いたが、2人とも答えは同じだった。 NOと言われて無理に撮る訳にもいかないから、日本の友人から頼まれた美人を撮ることにした。今日はただでさえ人が少ないのに、女性はもっと少ない。2割いるかいないくらいである。それでも3人の僕好みのかわいい女性がいた。そうしているうちに前の試合で来ていたのかドイツ人の可愛い娘がちょうど前を通りかかったので撮らしてもらった。 ヨーロッパ女性はブラジル女性に比べるといかにも知的な感じがする。やはり裕福度、知的度はどうしても顔にでるのだ。ブラジル女性も、いかにも愛嬌があって可愛いのではあるが、知的度は低い。そんなことを考えながら、ふと周囲を見ると、黒人が随分増えていることに気付いた。一瞬、広角レンズで全体を撮ろうかと思ったが、やめた。この中にはきっと嬉しくない人間もいるのだろうから。それに変な事件に巻き込まれる可能性も全く無いとは言えない。写真は撮れなかったが、そういう現実があるということを知っただけでも大きな収穫であったし、面白かった。
 | 見かけた唯一のイラン人。気軽に写真を撮らせてくれた |
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