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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
7・123位決定戦前

7・123位決定戦前 (2014/07/12)  W杯のブラジルの試合前には、セントロを歩くと妙な緊張感を感じるのだが、今日はまったく感じない。黄と緑の、カナリア色のシャツを着ている人もちらほらとしか見かけない。前回の試合前には歩く人の8割がたが着ていたのに・・・。そういえば、前回は、朝から、ブーブー鳴り物を吹く人がいたが、今朝は一切きかなかった。
 下見をかねて、応援に人が集まりそうな店を、2,3軒回るが、用意はまったくされていない。まだ4時間前ということ、曇り空だということもあるだろうが・・・。
 テレビの調査では7割がたのブラジル人が、オランダに負けると予想しているらしい。まあ、前回のようなはちゃめちゃな負け方をしたら、応援する気もなくなるだろう。ブラジルチームの落胆ぶりは相当なもので、そんな様子をみていると、とても今日は勝つと思えない。それでも、試合の行われるベロオリゾンテの、宿泊ホテル前にはたくさんのファンが集まっているニュースが流れたが、サンパウロの人たちは思っていた以上にさめているようだ。テレビのアナウンサーが「オリンピックで銅メダルをとるようなものだから、3位でも大したものですよ。皆で応援しましょうよ」というようなことを言っている。
友人に言わせると、「他のスポーツなら、それで許されるけれど、ことサッカーにおいては、優勝しないと意味がないんだよ」とのことであった。ブラジルは世界1のサッカー王国という誇りが3位を許さないのだろう。ましてや今回は開催国である。
 アルゼンチンとオランダの決勝進出をかけた試合日には、この時間には、セントロの観戦場付近は、既にアルゼンチン人がうろうろしていて、入り口付近には人だまりができていた。しかし、今日はこの時間はぜんぜん人がいない。警備の警察数人が手持ちぶさたそうに立っているだけである。もう、サンパウロの多くの人々はさほど試合に興味がないのであろうか? 


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