7・13 三つ子の魂百まで (2014/07/13)
「これ食べよ!」 そう言って、味見としてスイカの切れ端をフェイラ(朝市)でもらった。もらって、ちょっと離れた人通りの少ない所で食べ、どこに皮を捨てようとちょっと考えた。フェイラで味見としてもらった皮などのゴミは、そのまま捨てるのが一般である。フェイラが終わった後は、清掃人がきて掃除するから問題はない。それでも人通りが多い所に捨てると悪いと思ったので箱が置かれた隅に捨てた。 それをみていた売り子の男が 「そんなところに捨てるなよ。ここのゴミ箱があるんだから、まったく失礼な!」みたいなことを言った。 ゴミ箱と言っても人には見えないところに置いてある自分用の箱である。 だいたい言い方が失礼だ! 言い返そうかと思ったが、すぐに言葉がでなかった。日本人の習性としてゴミをポイ捨てない、というのがあるから、思わず、自分の捨てた皮を拾ってゴミ箱に捨てた。しかし、後で、そうした自分の行動に無性に腹が立ってきた。あんな言葉無視してそのまま立ち去れば良かった! あとあと冷静に考えれば捨てるのは良くなかったと考えるかもしれないが? 今の時点ではどうしても納得がいかない。 そこで思い浮かぶのは、今回話題になったサッカー応援日本人のお掃除。僕の考えとしては、清掃人がいて、後で掃除を行われるところはそのまま捨てておいてもよいのでは、と思う。もちろん、清掃人が掃除しやすいように、自分が捨てたゴミはまとめておくぐらいの配慮はあった方がいいと思うが。 小さいころから、ゴミはゴミ箱に、と教えられて育ってきている日本人としては、そのままポイ捨てしたり、ゴミを放置するのはどうしても気が引ける。その気持ちはよくわかる。まさに「三つ子の魂百まで」である
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