7・31 デモと政治 (2014/07/31)
午前中、セントロを歩いていると、笛や鳴り物が聞こえてきた。音のする方に行って見ると50人ほどの人々がデモを行っていた。たいていデモは数百人単位で行われるのでしばらく一緒に歩いてみることにした。 彼らはカンブシ地区に住む貧しい人々で住居の立ち退きを迫られている人たちのようだ。後ろはパトカーが見守っている。半分近くは女性や子供だし、時間的にも暴走することはないだろう。50人ほどのデモはやはり迫力にかける。それゆえ、余計目に付くともいえないが・・・。 ちょうど、センテット(住居を持たない人々)が占拠しているビルの前を通りかかった。入り口には何人かがデモの人々を見ている。デモの人々に応援の言葉をかけるのかと思ったら、ちょっとバカにしたような?(僕の見た感じ) 冷ややかな目で見ている。センテットのグループはかなり大きく、おそらく政党が背後についていると思われる。それだけにセンテットの人々には優越感が明らかに感じられた。「がんばれよ! 」という声援が出るかと僕は思っていただけに、この冷たい態度には驚いた。 先日、セ広場でセンテットの集会に出くわした。おそらく500人以上の人々が集まっていたと思う。その集会が終わるや、さーっと、数か所に列ができた。列の一番前では、ノートに名前? を付けていた。何のために出席をとっているのだろう?? こうした集会やデモは自主的に集まっているのではないのか??? 解っていたことではあるが、こういう姿をじかに見てしまうと、結局センテットは政治家の手先? とますます確信を深めてしまう。
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