8・2 失われる勤労意欲 (2014/08/02)
周辺の人々に聞くと、消費が冷え切っていて、商店などは大変だという。 確かに、うちの近くのミニ・スーパーも2軒しまってしまったし、他の店もこのまま売り上げが良くならなければ、閉める可能性もあるらしい。 テレビニュースでは、ほとんど触れないので、今まで消費の落ち込み、不景気についてあまり感じなかった。しかし、リベルダーデのボックス店が並ぶミニ・ショッピングなどに行くと、空いたボックスが目に付くし、セントロの商店街も歯が抜けるようにポロポロシャッターが閉まっている。営業をしている店もセールをしている所が意外に多いのを見ると、かなり不景気なのだと感じるようになった。 Wカップや、10月に控えた選挙があることから、ここぞとばかりに賃上げ要求をしたり、便乗値上げをしたせいで、物価がどんどんあがった。賃上げが行われた会社は一部の大きな会社だろうし、ほとんどの人は給料はあがっていないように思う。そうなると、多くの人々は消費を控えることになる、いや、消費するお金がない。 それは僕自身にも言えることで、W杯のおかげ休み続きになったおかげ収入が減ったものの、物価がどんどんあがっているので、今までと同じようにはモノを購入できなくなってしまった。実際、国内消費のひとつの指標のような、新車購入も減っている。 各政党や与党は、選挙がちかづくと、票を稼ぐために貧しい人々にゴマをする。貧しい人々は、それこそ、ここぞとばかりにデモを繰り返し、金や家をふんだくろうとする。結局、毎日きちんと働いていてそういうこともできない中流以下、下流の中以上の人々が一番苦しむことになる。 こんな社会に住んでいると、一般庶民が勤労意欲を失われる気持ちがよく解る。
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