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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/17)
8・13 丸くなった? [画像を表示]

8・13 丸くなった? (2014/08/12)  いきつけの魚屋とは別の店にヒメジがあったので買うことにした。値段を聞くと1kg20レアル(約1000円)だという。普通は15レアルくらいだから、ちょっと高いなと考えていると「このヒメジは大きいから特別だよ!」と白人系のちょっと小ずるそうな売り子の青年。確かに大きい。まっ、仕方ないか、と思い1kg購入を決めた。
「28レアル、これでいいかい」
「???」1kg=20レアル欲しいと言っているのに28レアルなんてこいつは何を言っているんだ!
「良いわけがないだろう!」と僕が言うと、しぶしぶといった感じで数匹の魚を取った。
「22レアル、いいかい?」こいつは・・・、意地になって20レアルと言おうかと思ったが、後で自分自身の後味が悪くなるのでやめた。
 魚のうろこや頭を取ってもらっていると(ブラジルでは、頼むと頭やうろこをとってきれいにしてくれる。あるていど高い魚だと刺身用にまで無料でしてくれる)、中国人のおばちゃんがやってきてエビの値段を聞いた。
「22レアル」売り子が言うと、おばちゃんはちょっと首をかしげた。すかさず売り子は「20レアル」とおいうちをかけた。おばちゃんは満足そうな顔をして頷いた。
 中国人はかならずと言っていいほど、2度も3度も「ディスコント(安くして)」と売り子に言う。この習慣にすっかりなれた売り子は中国人には当然のように割引をするのだ。
 彼の売り方をみていると、何も言わなそうな人間にはできるだけ売りつけて、煩い人間には割引をしてでも売る感じである。ちょっと頭にきて「安くしてくれと言ったら安くしてくれるのか?」と言おうかと思ったが、これも言うのをやめた。もう、ここで買わなければ良いだけなのだから。それに一度言い始めると、僕の場合余計な事までいってしまうし、言い方も激しいものになる。ぐっと我慢をした。
 以前なら構わず、言っていたのだが、最近はなぜか我慢ができるようになった。人間が少しは丸くなった?


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