8・26 バナナ (2014/08/26)
メルカードの果物売り場を見ていると、キンカンを売っていた。ポ語でもKINKAN。値段を見ると1kgが50レアル(約2500円)。日本でもキンカンはそこそこ高かったようなきもするが、どうなのだろう。 日本では甘く煮たキンカンを正月に食べさせられたような覚えがある。子供の味覚には不味く嫌々食べた思い出がある。ブラジル人はどのようにして食べるのであろうか? 売り子のオジサンに聞いてみると、ジャムにしたり生で食べたりするらしい。基本はさほど変わらないようだ。 道を隔てた別の建物にある生鮮野菜売り場に行ってみる。野菜はすべて無農薬野菜専門の市で買っているので、今まであまり来ることはなかった。先日、魚屋の友人に連れられて行ってみると、意外に安くて、新鮮なことを発見し、足らない野菜を買おうと思っていたのだ。今日は、無農薬野菜の市では最近みかけなくなったオクラとニラを買いによってみた。 なんとなく気にかかってバナナ売り場を覗くと、ババナナ・オウロ(黄金のバナナ、日本でいうモンキーバナナに似ている)や、赤いバナナ・ビナグレ(酢バナナ)、バナナ・マッサン(リンゴバナナ)そして普通のバナナ・ナニカが売っていた。サンパウロでさえこれだけのバナナがあるのだから、アマゾン地方に行くと、もっといろいろなバナナがある。巨大な食用バナナ、名前も解らないバナナがいくらである。マナウスに行くと必ず路上で揚げたてのバナナ・チップスを食べるようにしている。ほとんどポテトチップスと同じような味であるが、かすかにバナナ酸っぱさがありなかなかいける。今では、マナウスでの楽しみの一つでになった。 学生時代に金がなくなると、バナナばかり食べていたのでどうもバナナは好きになれない。だから、今はバナナを食べる気にはならないが3か月1度ほど気分が向いた時に買っている。ブラジル人はかなりバナナ好きでよく食べる。息子はだれに教わったのか、プロテインとしていい、と言って、毎週2,3ダースのバナナを食べている。よくあれだけ食べられるものだ。 一般的にブラジル人はそのまま生で食べたり、ご飯と一緒に食べたり、乾燥させたり、、キャラメルにしたりいろいろな方法でバナナを食べている。昔、日本にもバナナの黒いキャラメルがあったような気がするが、これは生以上に苦手である。もともと、干しブドウにしろ、干しアンズにしろ乾燥フルーツ全体がどうも苦手だから、バナナとなると余計ダメである。 バナナ食品は、バナナ・チップス以外はあまり好きではないが、ただひとつ、バナナ味のアイスクリームは懐かしい。ブラジルではバナナ味のアイスクリームを見かけたことがないので、日本に帰るとついつい探してしまう。
 | バナナ・ビナグレ、直訳すると酢ビナグレ。初めて見た |
|
|