8・27 消えたバンカ (2014/08/27)
携帯のプリペイドをしたり、新聞を買っていた、バンカが突然消えた。 バンカというのは、雑誌や新聞を売る小さなボックス型の店のことである。最近は飲み物などの販売も許可されて飲料水を売っているし、ガムやチョコレート、飴、絵葉書、ボールペンなどのさまざまな雑貨やお菓子なども売っている。日本でいえば、駅などにあるキオスクのようなものだ。 僕がよく使っていたバンカは日系人がオーナーで日本へ出稼ぎに行って稼いだ金で買ったと言っていた。そういわれてみれば、セントロ付近のバンカのオーナーは日系人が多い。人雇わずに十分一人で経営でき、それほどたくさんの資金もいらないから、出稼ぎがえりの日系人は買う人が多いのだろう。 以前、「調子はどう?」とバンカのオーナーに聞いたことがあった。 「ネットを見る人が増えて、ますます新聞や雑誌を読む人が減っているよ。それでもなんとか生きていくくらいのお金はやっと稼いでいるけれどね」そう言って顔を曇らせた。 バンカがなくなって、妙に広々してしまった歩道を歩いていると彼の暗い顔が蘇った。。それにしても、あまりに突然だったので驚いた。もしかしたら、売上が落ち、行き詰ったために引っ越ししたのかもしれない。この間行ったときには、引っ越すなんてことは一言も言ってなかったのに。新地で頑張って欲しい。 しかし、困った。また、信用のおけるバンカを見つけなければならない。あ~
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