9・20 土・日の朝は要注意 (2014/09/20)
朝8時、オルガニック野菜市場に行く途中のバスの中に、変な男が乗りこんできた。 始終、ニヤニヤして大声で笑う。話し方は完全にオカマ言葉である。しきりに運転手や車掌にイチャモンをつけては、ウフフフと笑っている。酒を飲んでの酔っ払い方とも少し違うから、おそらくどこかで麻薬を一晩中吸引して家に帰る途中なのであろう。 土日の早朝は、この手のおかしな人間が多い上に、酔っ払い運転で信号は守らないし、いつ歩道に突っ込んでくるかもしれないし、怖くて犬の散歩もできない。今月の初めごろ、土日の早朝に酔っ払い運転による交通事故が続いたので、土日の早朝散歩は最近やめている。死ぬのならいいが、怪我を負わされて苦るしむなんて嫌だ。日本のようにドライバーがしっかり対人保険に入っていればいいのだが、ブラジルではほとんどのドライバーが入っていないから、事故に遭っても自腹である。まさに当たられ損となる。 その辺な男は大声で「私は64さいなのよ!」と言ってまたウフフフ、と笑った。つまり60歳以上のお年寄りは、乗り物代が無料(?だと思う)だから運賃を払わない、と言いたかったのだ。車掌は早く降りてもらいたいので不機嫌そうに「ああそう。いいから前から降りてくれ」と言った。 あまりジロジロ見ているとイチャモンをつけてきそうだったので見ぬ振りをして見た。さほど汚い恰好をしている訳でもない。かと言って清潔な感じもなく、妙に汚く、路上生活者の一歩手前と言った感じである。バス代150円を払えないということは、もしかしたら路上生活者かもしれない。 ニヤニヤ笑いを浮かべよたりながら、男が降りると、「ケッ、ゲイめ! 早く降りてよかった」車掌が吐き捨てるように言った。
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