「来週から春よ・・・」テレビの女性司会者がチラリとそんなことを言った。ということは立春ということである。日本では、2月4日ごろがそうらしい。周囲の人間に「今週から春なんだって？」と聞くが誰もが「知らないね」という答え。だいたい、ブラジルでは、春と秋を気にする人なんてほとんどいない。 　今朝おきて驚いた。6時にもならないのに、外はもう明るいのである。つい先週までは、6時前はまだ暗かったような気がする。先週は金、土、日と朝の散歩に出なかったので、余計に、日の出がいっそく飛びに早まったような気がするだけかもしれないが、どんどん夏に向かっているのを実際に目で感じる。 あの女性司会者が言う通り、今日から本当に立春なのかもしれない。暦の上での「春」なのであろうが、実際、今日は、先週と比べて夜明けも早くなり、街路樹の枝先は一斉に芽吹き始めているし、なによりも雰囲気が春らしい。先週から比べるとなにもかもが、一変してしまっている。今年の体感上の冬はなんとなく短かったような気がしないでもない。これからあっという間に夏が来る。季節の移り変わりを早く感じるようになったということは、それだけ年をとったということか？

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