10・10 セ広場と水不足 (2014/10/10)
セ広場の青葉が美しい。この初々しく清々しい青葉だけをみていると、水不足が嘘のようだし、セ広場が路上生活者が溢れる場所だとはとても思えない。 温度があがりはじめ、寒いときには毛布を被って縮こまっていた路上生活者たちも、この頃は、気持ちよさそうに昼寝している人が多い。やっぱりそよ風が吹く、木陰の下は気持ちがいい。以前は、こうした路上生活者たちは、ほとんどが人畜無害の人たちであった。せいぜいピンガ(お酒)代をせびるくらいであったが、最近は麻薬の吸引をする人が増え、金欲しさにナイフなどで脅して強盗を働いたり、ひったくりなどをしたり犯罪をする人が増えた。だから、決して油断はできない。写真を撮る時には、周囲を見回し、おかしな人間が近づいてきたら、さっとその場を離れるのが一番である。そういうこともあり、セ広場では、まず警察が居る場所を確認する癖がついてしまった。さすがに警官の近くでは、泥棒たちも狙ってこない。
セ広場周辺を朝歩くと、道路の汚れを、水のジェット噴射で洗い流している清掃職員の姿をよく見かける。この水不足にどうして毎日毎日水を無駄遣いするのか、と思っていた。友人に聞くと、この水は水道水ではなく、それ用の貯水池に溜まった雨水らしい。疑り深い僕は、ついつい本当かな? と思ってしまうが、実際に調べる術もないので信じるしかない。テレビのニュースなどでその点をきっちり説明しないと、僕のように大事な水を無駄遣いするな! と不満に思っている人も多いだろう。 どんどん暑くなるし、水もどんどん干上がっていく。この頃、水の重要さが解って来たし、心から雨よ、降ってくれと思うようになってきた。
 | 葉がないときには枝がくねくねしたおどろおどろしい木だが、新芽が出始めると気持ちの良い木になる。 |
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