１０・１９ お気に入りの住処 (2014/10/19)
サンパウロのイベントの中心地といえば、やっぱりパウリスタ大通り、そしてセ広場、テアトロムニンシパルなどであるが、意外に僕のアパート前の通りも、そうしたイベントの行進などがよく通過する。
アパートのすぐ前に市議会場があるせいか、抗議運動などデモ行進はしょっちゅうだ。会議場前に陣取り、サッカーで鳴らす鳴り物を朝から晩まで1日中ならしての抗議運動の騒音は本当にうるさく、ブチ切れそうになることもある。しかし、30分ほどで通り過ぎる行進などは僕にとって格好の被写体である。ただ、行進らしき騒音が窓からながれてきて行進だと解れば、食事をしているときでも寝ている時でも、カメラバッグを引っ担いで、慌てて22階のアパートから降りて行くのは少々疲れる。それでも、写真を撮らずにいると、後で自分が嫌になるほど後悔するので、よっぽどの理由がない限り行進をおいかける。
特にカーニバルの時期になると大変だ。次から次へとブロッコ（街頭カーニバルグループ）がやってくるからその度におりていく。ほんとうにショボイグループもあるが、それはそれなりに面白い写真が撮れそうでついついおいかけてしまう。特に今年は、いつにもまして街頭カーニバルが盛んで大変だった。
交通の便も最高にいいし、セントロにすぐちかくという立地条件といい、22階の見晴のいいアパートはお気に入りの僕の住処である。
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