11・6 疑いの目 (2014/11/06)
黒服の男が鞄をロッカーに置いて行ってくれという。万引きを防止するためだろうが、今まで一度も言われたことがない。中にいる人の中を見るが、確かに鞄を下げた人はいないしぶしぶロッカーにいれたが、疑われたようで非常に気分が悪かった。 奥に入ると、鞄を持っている人が結構いる。さっきの黒服の男が何故か近くにきた。腹が立っていたので、よせばいいのに「鞄を持っている人がたくさんいるのに、なぜ鞄をロッカーに入れさせたんだ? 」と聞いた。「あの鞄は小さいから・・・」という。 「これは差別だ!」というと、その男は仕方がないんだよ、というような顔をして肩をすくめた。よっぽど支配人を呼びつけようとかと思ったが、ますます腹が立ってくるだろうし、この男を徹底的に痛めつけても少しは気分が晴れるかもしれないが、後でそこまでした自分に絶対後悔することが分かっていたので止めた。 確かに、万引きがあとをたたないのは解かるが、訳の分からない鞄の判断でロッカーにいれさすようなことをする店とこの男がアホなのだ。鞄が大きかろうが小さかろうが、文房具程度ならいくらでも入る。どんな鞄も一律にすべてロッカーにおいていかすようにすればいいのだ。 ちょうど同じようなことを店で知り合いが言われて腹が立ったので支配人を呼んで文句を言った、という話を聞いて笑った覚えがある。自分にも同じようなことをされ、その腹立たしさがよく解った。 黒人やモレーノ(混血男性)は、歩いているだけでしばしば、警官に尋問を受けることは日常的によくあるらしい。僕も、「麻薬を所持していないか」、「カメラを盗ってきたのじゃないか」、などと警官に尋問を受けたことがある。何も悪いことをしていないのに「疑いの目」で見られるということは本当に腹立たしいことである。 もっとも、僕の顔がモノを盗りそうな不審な顔をしているのかもしているのかもしれないし、そういう雰囲気をしているのかもしれないが・・・。
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