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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
11・10 入試試験と息子

11・10 入試試験と息子 (2014/11/10)  先週末は、日本で言う全国一斉大学入試試験、Enemがあり息子も受験した。その前日に、息子は友人宅に行っていなかったのでてっきり、どんな問題が出るのか相談しにいっているものと思っていた。2日間の試験が終わり、聞くと夕食にいっていただけという。今回の試験は、自分の行きたい大学に関係がないらしいが、試験の前日の夕に友人宅に遊びに行く気になるなんてとても信じられない。テレビのニュースを見ていると、インタビューされた学生たちは、前日から結構緊張していた様子が感じられただけに息子のノンビリにはあきれてしまった。もっとも緊張して自分の力を発揮できないよりはいいとは思うが・・・。
 今回のEnemでは、土曜日だけで2人が死亡した。1人は遅れてしまい会場にいれてもらえず、ショック死。もう1人は天井の扇風機落ちて死亡したらしい。こうした試験でも死人がでるなんてブラジルらしい感じがする。よく覚えていないが、日本では試験時間に遅れても、途中から入れてもらえたような気がするが?? 扇風機が落ちてきて死亡なんて信じられないし、運が悪いとしかいいようがない。
 息子に聞くと試験の仕方も随分違うようだ。数教科を4,5時間ぶっとおしで行うという。その間、休み時間は無し。しかし、水や軽食は試験をしながら食べたり飲んでも良いらしいし、トイレも監視官に言えば、監視官が同伴で許可されるらしい。こいう風な試験になると、かなり要領で得点が左右されそうである。
「日本では、各教科が終わるごとに休みがあるよ」というと、「じゃあ、楽だね」と息子。
確かに言われてみれば、そうかもしれない。日本だと1教科がうまくいかなくても、休み時間に気持ちをおちつけ、切り替えることができる。ブラジルの場合だと、あせって、そのまま時間が過ぎ去り、終わってしまった、ということも十分考えられる。
 息子は、あせらずに試験を終えることができたらしい。そういう意味においては、とりあえず自分の力を発揮できたようだ。でも、もう少し、緊張感があっても良いのでは? と思うが・・・。


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