移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
11・20 久々の日本アニメ映画 [画像を表示]

11・20 久々の日本アニメ映画 (2014/11/20) 「ノッタ・10。ボニート(10点満点。きれい!)」
日本のアニメ「言葉の庭」が終わって、前にいたオジサンが大きな声で言った。

18日からジャパン・ファンデーションが主催して「日本映画祭」が行われている。料金はなんと1レアル(約50円)。行われているオリド劇場はアパートからもちかく僕にとっては非常に良いのだが、周囲の治安は少々悪い。すぐ前のサンジョン大通りはバイク泥棒やスリが多い事でも有名な場所である。セントロを歩きなれていない人にはちょっと行きづらいかもしれないが、同じ上映でリベルダーデ近くのベルゲイロでも行うらしい。できるだけ多くの人にみてもらおうとする心意気を感じる。
イベントのことを知っている人が少ないのか、昼間の3時という時間帯のせいか、観客も20%の入り。観客が少ないこともぼくにとっては映画に集中できて良かった。なにしろ、ブラジル人の観客の中には、上映中ずっとしゃべりぱっなしや、突然踊りだしたり、奇声をあげたりする観客がいるから、映画を楽しめるかどうかは周囲の観客に大きく左右される。
この短編アニメのストーリー設定は非常に解りやすいものであるが、言葉のひとつひとつ、絵のアングル、精巧さに、心揺り動かされた。その日本的な精細な絵作りに引き込まれ、ブラジルのセントロに居ることを忘れてしまったほどである。劇場からでて、ごちゃごちゃとねっちり絡み付いてくるセントロの雰囲気に連れ戻されたような気になった。
最近は、簡単にサイトでいろんなことが調べられるので、なんでも調べる癖がすっかりついてしまった。この映画のことも調べてみようかと思ったがやめた。時には、自分の感じた印象のままでいいではないか。

DSC_6545.jpg
オリド劇場の出口前


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.