11・22映画「君に届け」 (2014/11/22)
今日も日本映画祭にいく。わずか1レアルで歩いて10分の場所で見られるのはありがたい。今日の映画は「君に届け」。見終えて調べて、日本では人気マンガの映画化と知り驚いた。う~ん、いかにも日本的な映画だった。少女チックな淡いラブストーリー。 セントロの映画館に来る、ブラジル人のおじさん、おばさんには、その面白さが理解しづらい映画だったかもしれない。前の席にすわったおじさんは、上映中、高いびきをかきながら、ぐっすり眠っていたし、大あくびをする人の声も4,5度聞こえた。さらに7,8人は途中で帰ってしまった。 ブラジル人の現実として、恋愛の男女は、手をつなぐし、抱き合うし、キスするし、ヘタをすると出会ったその日にセックスまで行ってしまう。とにかく、恋愛をする男女に肉体的接触=愛情表現で不可欠なものである。それがこの映画の主人公は、手をつなぐことはあったが、最後まで抱き合うこともキスをすることもなかった。そこがまた良いのかもしれないが、日本人の繊細な恋愛感情はブラジル人には理解しづらいものだったのだろう。ブラジル人の10代の若い世代がみたらどう思うのか、ちょっと興味が沸くところである。
|