12・12セニョール (2014/12/12)
はや2015年。ついこの間50歳になって、「もう御爺じゃん! 」って思っていたのに、あっという間に52歳。自分では、気持ちは学生時代と変わらぬつもりだけれど、周囲からことあるごとに「セニョール」「セニョール」と言われると、だんだん気持ちもセニョールになっていく。 ブラジルでは、年配の男性をセニョール、女性をセニョーラと呼ぶ。直接「チウ(おじさん)」と呼ばれるよりは、より丁寧な「セニョール」と呼ばれる方がましではあるけれど、どこに行ってもセニョールと呼ばれると言うことはよっぽど老けて見えるのだな、と実感してしまう。いくら自分では若いつもりでも、もう50歳を越え、実際初老であるから仕方がないのではあるが。自分が20台の頃、50台の人はおじさんでしかなかったのだから今の自分は完全なおじさん! おそらく、周囲から「セニョール」「セニョール」と呼ばれるうちに、自分でも気づかないうちに、気持ちも「セニョール」になれていくような気がする。で、でも、いくら見かけが老けても、せめて気持ちだけはいつも20台の若々しい気持ちとエネルギーを持ち続けたいと思っている。
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