12・13 Xマスの電飾 (2014/12/14)
まだ風邪の微熱があるのか、身体がだるい。それでもなんとか気持ちを奮い立たせて、パウリスタ通りのXマスの飾りつけの写真を撮りに出かける。一度出てしまえば、気だるさも忘れてしまう、と思っていたら、途中からどーんと気だるさが倍増した。 ショボイ! ショボすぎる。去年もショボイと思っていたが、今年はさらに輪をかけてショボイ。これがサンパウロ1の飾りつけだとは? サンパウロ1だということはブラジル1である。あ~情けない。クリスマスが近づき、ネットで日本や世界中のXマスの電飾をみているだけに、そのショボさが際立って見えた。せっかくがんばって来たのに、なにこれ・・・・。 ニュースによると、今年、サンタのオジサンは、不景気で企業などからのお呼びが少ないらしい。さらにこのショボイ電飾を見ると、ブラジル経済の不調ぶりの察しがいく。今週はドルが高値を更新し9年ぶりに1ドル=2.6を越えたらしい。それほどドル高なのに、最近日本から来た知人は物価の高さに驚いていた。高くて質が悪いとなるともう最悪である。日本の車メーカーも車が全然売れず、日本からきた駐在員を日本に帰国させているらしい。 サンパウロ市内はここ数日、道路が冠水するほどのスコールがふっているにもかかわらず、貯水池の水量はさほど増えていない。せめてもの救いは、雨が降ることによってスモッグが一掃されたことだ。晴れると夏らしい気持ちの良い天気となる。道路を覆うように青々と茂る街路樹の下を通れば、本当に気持ちがよく、治安の悪さも景気の悪さも一時忘れてしまう。来年は晴れた夏空のように、爽やかな年になってもらいたいな~
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