12・27 ブラジルの犬は腰抜け? (2014/12/27)
いつものように、オルガニック市のおじさんと話していて、強盗の話になった。 「犬は飼っていないんですか?」 「飼っているよう。大きいのから小さいのまで一杯」 「強盗が来たら吠えるでしょう?」 「それが普通の人が来たら吠えるんだけど。強盗には吠えないんだよね」 「え??」 「強盗が、凶悪な何かを醸し出しているのか? 銃の匂いのせいか解らんけどね。近所の人が強暴な犬を2匹飼っているけど、そこも2回強盗に入られているよ」 犬は人間に忠実で、命をかけても主人を守る、というような勝手な思いがあっただけに、初めて、犬が番に役に立たないと聞いて驚いた。そういえば、犬の散歩中にストリートチルドレンに襲われかけた時がある。その時、犬たちはまったく知らん顔をしていた。気が付かなかっただけだろう、とその時は思ったが、もしかしたら怖くて知らん顔をしたのかもしれない。考えているうちに、それこそ「そんな犬に育てた覚えはない!」と犬たちに文句を言いたい気分になった。 おじさんの話では、他の家の犬も同じようだし、やはりその通りなのだろう。とはいうものの、強盗がはいられた日系人の家では洋犬は逃げてまったく役にたたなかったが、秋田犬は最後まで主人を守って撃たれたというような話を随分前に聞いたこともある。 でも、考えてみれば怖いのは人間だけでなく犬たちも同じであるから、犬を責めるのはお門違いかもしれない。実際どうなのだろう? 他の人にも話を聞いてみようと思っている。
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