1・12サンパウ市民には辛い秋に? (2015/01/12)
気温はどんどん上昇し朝6時で24度、昼間は32度以上と真夏の日が続いている。サンパウロは標高800mちかくあるため、あまりに日差しが強いので最近は街歩きをするときに帽子を着用するようになった。全然似合わないし、田舎のおっさんになってしまうので、嫌いなのだが、仕方がない。 気温は真夏だが、夜明けが遅くなった。6時を過ぎてもまだ完全には明けきってはいない。そんな風景を見ていると、そろそろ秋だなと感じてしまう。テレビではカーニバル関係のニュースが増えてきたし秋はもうすぐなのだ。 サンパウロ市内では年末から900本近い街路樹が倒れたらしい。水不足もいっこうによくなるどころかますます危なくなっている。新車が売れず、VWの工場はレイオフに踏み切り、従業員がストやデモを行っている。先週末にはバス料金値上げ反対の抗議デモが行われ、パウリスタ近くの銀行が破壊された。 今後、他の車工場でもレイオフや解雇が行われるようになるだろう。水不足、スコール被害、公共料金・税金などの値上げ、治安の悪化が続き、市民のストレスは溜まる一方である。そのはけ口として、デモが起きると今まで以上の激しい破壊活動が行われそうである。 今年の秋は、サンパウロの町が荒れそうな予感。
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