1・25 水不足は人災? (2015/01/25)
テレビのニュースで、雨で、身体や髪を洗ったり、食器を洗ったりする様子を見た。最近の水不足で断水している地域は、雨が降るのを皆まって生活の用をなんと足している状態らしい。僕の住むセントロ地域は1日のうちにしばしば断水はするものの何日も断水することはなく、水のため置きをしながら過ごしている。不便は不便ではあるが、何日も水がない人たち比べるとまさに天国、ありがたいことだと思っている 大サンパウロ都市圏では消費者に届くまでに、使用量と同じ量が水道管などの施設不備からの水漏れや盗水で消えてしまっている、という。ドイツでは、その量はわずか7%に抑えられていらしいから、いかにひどいかが分かる。こうなると、かならずしも水不足は天災ばかりとは言えない。少なくとも3割は人災と言える。 今、毎週、バスなどの公共交通機関料金値上げ反対のデモ運動が行われている。多くの市民は値上げは確かに反対だが、もう3年近くもあがっていないのだから、インフレのことを考えると仕方ないかな、と思っている人々も多いだろう。交通公共交通機関料金値上げ反対も分かるが、今、しなければいけないのは、水道料金のボーナスや罰金などの小手先だけで少しでも水がなくなる時間を稼ごうとしている州の政策に反対し、水道・電気施設の改善を要求することではないだろうか? 政治家や電気水道会社の重役、金持ちの住んでいる地域は断水も停電もほとんどないらしい。力のない者、貧しい者に対するこうした差別は本当に腹立たしい
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