2・5今年のカーニバルは? (2015/02/05)
ピニェイロス地区に住む友人によると、プレ・カーニバルは去年以上に盛り上がっていて、先週末は夜11時ころまで、道路を生演奏の音楽に合わせて踊り歩く人々で煩かったらしい。去年、毎晩のように行進があったセントロ地区は僕の知る限りでは今年はゼロである。 ピニェイロス地区には洒落たバーやショッペリアが多く、若者を中心とする中流クラスの人々が集まる。これらの人々が参加する、この地域の路上カーニバルはサンパウロでも有名で、毎年路上に身動きがとりづらいほどたくさんの人が集まる。地区のブロッコ(サンバチーム)も、バーやレストランの援助で資金が豊富なのではないだろうか? 一方セントロ地区は商業地区である。ちょっとはずれの、エスコーラ・デ・サンバのバハコン(練習場)があるビッシーガも路上カーニバル有名であるが、集まる人々はピニェイロス地区とことなり下流クラス以下の庶民である。 独自の小さなブロッコが中心になって庶民が普段のうさを晴らすように路上を踊り歩くビッシーガの路上カーニバルを見ていて、これがもともとのカーニバルに近いのでは? と思ったものだ。 今年、セントロのブロッコは資金不足でいまいち元気がないのかもしれない。去年は、ブロッコの行進がアパートの前を通るたびに降りて行って写真を撮るのが面倒くさかったが、まったくないとやはり寂しい
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