2・20 語学音痴 (2015/02/20)
セ広場で写真を撮っていると、後ろから「Excuse me」と呼び止められた。後ろを向くと、白人系の40くらいの男性がいた。英語で「写真を撮ってくれませんか?」という。僕が写真を撮っているのを見て、こいつなら安全だと思ったのだろう。 「いいですよ」なぜかポルトガル語で答えてしまった。 つくづく自分の語学オンチに情けなくなる。英語で話しかけられているのに、ポ語で答えてしまう。昨日は日本語がほとんど話も理解もできない息子に日本語で話しかけている自分に、はた、と気づき呆れてしまった。 語学は才能だと思っているが、実際は自分のアホさを認めたくないのでそう言っているだけのような気がしないでもない。最近、聞き取りの方は映画やニュースを見る分にはさほど困らなくなったが、話せない。話しても日本語なまりが強く、相手は理解しづらいようだ。息子と一緒にいるときは、息子が通訳になり、僕のいいたいことを言ってくれる。言っていることは僕が言ったことと同じなのに、相手は、僕の言っていることが分からないのだ。同じ言葉でも、発音やイントネーションが異なると、相手が聞こうとしてくれていないと解らないのだ。 自分自身では、そんなに強い日本語の訛りがあると言うことは解らない。自分では、ブラジルが話すのと同じように話しているつもりだ。語学は耳だと言う人がいるが、やはり、そうなのだろう。 日常生活にはほとんど困らないが、長い間ブラジルにいるにもかかわらず、未だきちんと話せないのはやはり悲しいし、恥ずかしい。
 | セ広場、大聖堂。面白い雲がバックにあることはめったにない |
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