３・４息子のやる気 (2015/03/04)
「去年は、公立大学に入れると思っていなかった」
と息子ポツリと言った。
それを聞いて、アホくさくなった。通っている高校が大学を受ける状態にないというので無理をして予備校までいかせたのに・・・ 試験1週間前に遊びに行ったり、前日に友達の家に泊まりに行ったり、おかしいと思っていた。後日、そのことを知り「おまえは何を考えているのだ」と怒った覚えがある。（書いているうちに今更ながら腹が立ってきた）
テレビのニュースでは、受験生が、なんとか大学に受かろうと必死に勉強している姿を見ていたので、いくらブラジルでも試験直前まで息子のように遊んでいる受験生はいなかった。
最初から入れると思っていなかったのだ。息子の言葉に納得がいった。腹が立ったので、叱ろうと思ったが、最近は見違えるほど勉強する気になり、今年は希望の大学に入れるよう一生懸命勉強すると言っているので、何もいわなかった。
高校を卒業し、ブラジルでは成年とされる年になった息子がいまさら何をしようと、人に迷惑をかけなければいいと思うのだが、両親が苦労して大学を出してくれたことを考えると、「今年はちゃんと勉強するから大学に行きたい」という息子を突き放すことはできなかった
今は朝6時に起き、午前中にトレーニング・ジムに汗を流し、昼から予備校に通い結構遅くまで勉強しているらしい。これが今年1年続けることができるのかわからないが、見守って行こうと思っている。
|
