3・8大切な国 (2015/03/08)
最近、ブラジル人の裕福な人と話す機会がある。僕が日本人と知ると、日本に旅行に行ったことを嬉しそうに語ってくれる。 「いや~、日本は良かったよ。街はきれいだし、食べ物はおいしいし。人々は親切だし。是非もう一度いきたいよ」 日本を気に入った話や、ほめてくれる話を聞くと僕も本当にうれしい。そんな自分を、やっぱり日本人なのだな、とつくづく感じてしまう。それと同時に、その国の人に、国の悪口を言うべきではない、と肝に銘じる。たとえ、ひどい国だと感じていても、あえて言う必要はないと思う。何も言わなければいいのだ。 たとえば、僕はブラジルが決していい国だとは思っていない。しかし、気が付くと、ブラジルは僕にとって第2の祖国になってしまったようで、ひどい国だと言われると腹立たしいし、気分が悪い。 そんなことを考えていると、ある友人に、僕のサイトに対して、「1枚の写真を除いてぜんぜん面白くない」と言われたことを思い出した。別に僕はその友人に意見も何も求めていなかったから、そんな身もふたもない言い方に驚いたし、傷ついた。「1枚の写真が面白かったよ。後はあまり好きでないけどね」と言ってくれれば、その時の僕の気持ちはまた違ったと思う。 「面白くないモノを、面白くない」「嫌いなモノを嫌い」と言ってなぜ悪い、という人が時々いるが、相手にとって大切なものを批判なりする場合いは言い方や気遣いはするべきだと思う。そうすると、日本もブラジルも僕にとってすっかり大切な国になった言う事か?
|