移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・1 パスコア

4・1 パスコア (2015/03/31) パスコア(復活祭)がまじかに迫り、パスコアの代表料理に使う鱈が、メルカードで山積みにされて売られている。
基本的には、パスコアには肉を食べてはいけないらしいが、今時のブラジル人は、そんなことはさほど気にしない。去年のパスコアにシュラスカリア(ブラジリアン・バーベキュー)のレストランに行ったら、たくさんの人が肉をしっかり食べていた。今の人は宗教の慣習なんて気にしないのだろう。僕が子供の頃は、お盆には、あの世の蓋が開くといって、川や海には行かせてもらえなかった覚えがある。今の日本人は昔からの言い伝えなぞ気にせず、お盆でも川や海に出かけていくのではないだろうか?
市場に来る人は、信心深い中年以上の人が多ようで、たくさんの人が鱈を買っていた。
いつも行く魚屋のボックスに行くといつも見かけない、大きな冷凍魚がおかれていた。
「これ何?」
「サメ」と店のアミーゴ
「普段はおいてないのにどうして今日売っているの?」
「パスコアに、魚を買っていく人が多いから、サメもよく売れるんだ」
「へ~」
 サメは古くなるとアンモニアが生じるらしいから、新しいモノを買わないとアンモニア臭くて食べられたものでない。見分け方は、色らしい。白いと新鮮な証拠。古くなると赤くなるらしい。
 別にカトリックではないから、パスコアでも気にせず肉は食べるつもりであるが、できるならおいしい鱈料理を食べたい! ブラジルでは鱈料理と言えばポルトガル料理になるが、かなり高いので食べに行くのは難しい。自分で鱈を買って料理すると言う手もあるが、鱈自身が高いし、塩抜きの加減が難しそうだ。鱈のクズでも買って行って、鱈茶漬けあたりが僕にはぴったりのようだ。

31.jpg


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.