4・5 チョコの値上げから考える (2015/04/05)
ドルが3レアルを越え、とにかくいろんなものが値上がりを始めた。原料である小麦があがりパンや麺類があがった。輸出の牛肉が増えたために牛肉までもどんどんあがっている。
知人から誕生日プレゼントにと言って箱詰めのチョコレートをもらった。開けてみると入っているチョコーレートが少なくなってスカスカになっているので驚いた。チョコレートの原料のカカオの値上がりで値段はさほどあげていない代わりに、量を減らしたのだろう。箱の表面にかかれた重さをみると500グラムちかくあったものが355グラムになっていた。よく見ると「375グラムを約5%減らし、355グラムにした」と書いている。しかし、僕の覚えでは少なくとも400グラム以上は絶対あったような気がする。日本にもっていくお土産にいつも買っていたからたぶん間違っていないと思う。おそらく少しずつ量を減らしていき375グラムになってしまっていたのだろう。
量が少なくなったのをごまかすためか、以前は箱の内面は白であったが印刷がされスカスカが目立たないようにしている。まるで子供だましだ。消費者をバカにしている。日本風に言えば実質上のねあげである。
最近の国内商品は、ほんとにこの手が多い。日本のように新聞やサイトで値上げの告知をしないから、気が付かないうちに買って、がっかりしてしまうことがしばしばある。減した、とちゃんと印刷しているだけこのチョコレート会社はまだましかもしれない。
このまま行ったら、またインフレ国家に、債務国家に逆戻りしそうな感じがする。それもこれも、悪徳政治家がよってたかって、政府の国庫を食い物し、まともな政治・政策をしなかったせいだろう。情けない話である。
|