4・6 忘れたサイン (2015/04/07)
先週、銀行から電話がかかってきて、口座の更新に際して口座使用料が2000円ほどかかる、という。知人の元銀行マンにきくと、使っていないのなら、もう閉じた方が良い、ということだったので、今日早速口座を閉じに行った。
こういうこまごました事が結構面倒くさい。しかし、きちんきちんとやっていかないと、ブラジルの場合、いろんな使用料やらなんやらが、知らない間に加算されて増えて行く。もし、預金高がゼロになれば利子がどんどんついて雪だるま式に増えて行くから怖い。小さい金額だからと言って決してばかにできない。
解約する前に、ATMで残金を見ると1万5000円ほどあった。引き出そうと、試みるが、エラーと出てしまい、諦めた。慎重に画面の文字を読みながらやったので恐らく時間がかかりすぎでエラーが出たのだろう。普段ほとんどATMなど使わないので慣れていないのだ。ATMで預金を引き出した後、強盗に襲われるケースが驚くほど多いので、ATMは滅多に使わない。慣れないのでついつい慎重になってしまう。ブラジルの場合、せっかく電子機器が発達し、いろんなことが便利になっても、それを悪用する犯罪者がうんざりするほどいるのでなかなか利用する気にならない。結局、窓口でお金を引き出してもらった。
支店の支配人に口座を閉じることの旨をつげ、書類にサインをする。久々のサインに、ちょっと緊張した。手がすっかりサインを忘れてしまっているのだ。最後にサインをしたのが、いつだったかさえも覚えていないほど昔だから、こんなことになってしまう。身分証明書のサインを見ながら何度か別紙に練習する。そんな僕を見て支店長もちょっと心配になったのかモニターに僕のサインをだして協力してくれた。サインはかなり変わってしまっていたが、なんとなく似ていたので許してもらう。この辺の大らかさはありがたい。こんなことなら漢字のサインにしとけば良かった。
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