寒い。テレビでは現在17°だと言っているが、サイトを見ると今日の最低気温は14°まで下がるらしい。今までの経験では、19°を切ると肌寒く感じるから、14°というのは僕にとっては結構な寒さだ。 いつも驚かされるのは人々の素早い衣替えである。日本で住んでいた頃、僕の家では、タンスの奥から冬服をひっぱりだして虫干しをして、と言う感じであった。おそらくブラジルの人はいつ寒くなっても構わないようにそのまま出しっぱなしにしているのではないだろうか？　僕の場合はほぼ出しっぱなしで、寒くなったら着ると言った感じである。というのも、サンパウロは寒暖の差が激しく、急に寒くなったり暑くなったりするから、引き出しの奥なんかにいれてれば、出し入れが面倒くさくて性がない。ちなみに日本からもってきて10年以上の綿入れはずっと出っ放しである 今日も、洋服掛けにかけられた上着をそのまま着てメルカードに向かった。さすがに、ほとんどの人が長袖の上着を着て歩いている。中には半そでのＴシャツで平気な顔をして歩いている人もいるが・・・。夏は、裕福な人も貧しい人も男性はＴシャツが普通だから、それほど貧富の差は感じられないが、冬になるとその差がはっきりわかる。裕福な人は、いかにも高級そうな皮のコートなどを着ているが、貧しい人は安っぽそうなビニール製の上着姿が多い。それでも2000年以前は、貧しい人々は皆同じメーカーの上着だったから、そのことを考えると、今は雲泥の差でよくなった。今は中国製の安い上着が大量に輸入されているかげで、いくらでも選択の余地がある。 ＦＢを見ていると、日本では桜も散りはじめ、日ごとに暖かくなっているそうだが、当然のことながらブラジルはこれからどんどん寒くなっていく。寒くなることを考えると、ちょっと気が重い。

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