4.29 秋の花 (2015/04/29)
日没がすっかり早くなり、6時前には薄暗くなってきた。あれほど青葉が生き生きと綺麗だった街路樹の青葉も、葉が少なくなり寂れてきた感じがする。秋もそろそろ終わり、もう冬なのだ。道行く人々にもなんとなく活気がない。やはりブラジルには夏が似合う。 今まであまり気にしていなかったので、気が付かなかったが、秋にもいろんな花が咲いていることを知る。アフリカ産の火炎樹は今が盛りの用で、散っても散っても花をつぎつぎと咲かしているし、原産のパイネイラ、日本語名トックリキワタの薄桃色の花はそろそろ終わりが近づいてきた。今年は平年ほど咲かなかったような気がする。その他、マメ科の街路樹や、コスモスやオシロイバナなども花をつけている。 なんとなく秋の花は、咲いている期間が長いような感じがする。次から次へと咲いているのか? 1か月ちかくずっと見られる。それに比べ、日本のサクラ同様、イッペーの花は咲いている時間が短い。やっぱり花はずっと咲き続けているよりは、さっと散った方がきれいに見える。パイネイラなどを見ていると、陽がカンカン照りのときは枯れたように垂れ萎んでいるが、小雨でも降れば再びしっかり開花する。そのしぶとく生命力の強い花を見ていると、さすがブラジルの花だな~、と感心してしまう。地面に落ちた、手のひらより一回り小さい程の大きな花を誤って踏むと、バナナの皮のようにつるりと滑る。花自体は確かにきれいではあるが、散った後も存在をアピールしているようで、イマイチ好きになれない。 これから、冬になると、多くの街路樹の葉は散ってしまい寂しくなる。それはそれで絵になるのだが、寒くて寂しい冬はやっぱり嫌だ
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