移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・12人のふり見て我がふり直せ [画像を表示]

5・12人のふり見て我がふり直せ (2015/05/12) 久々のパウリスタ大通り近くの大型スーパーに入った。
この頃は、メルカード(市場)とオルガニック市で食料品を購入しているので、ほとんどスーパーにいかない。今日、このスーパーに入ったのは、パウリスタに行ったついでにコーヒーを買ためであった。
 コーヒーとビスケットなどをかごに入れてレジに行き列に加わった。数分たっても一向に列がすすまないので、見るとレジのおばさんと一人の客がノロノロとやりとりをしていた。よっぽどレジを変わろうかと思ったが、前にいるのは2人だけだからすぐ僕の番になるだろうと思い我慢して、そのレジの列で待った。
 やっと僕の番がきた。籠を台にのせると、レジのおばさんが籠から商品を出せ、と手で合図する。あれっ、自分でだすんだったかな? と思いながら商品を出す。しばらくスーパーに来ないのですっかり忘れていた。すべての商品を出して、籠をそのままにしていると、今度は、籠を脇に置けというふうに指さす。籠はレジの人間が自分の後ろに置いていたような気がするが・・・。このレジの中年女性は動きも鈍く、とにかくできるだけ働きたくないと言う感じがした。なかなかレジがすすまなかった原因はこのおばさんのせいだったのだ。
 前回数か月前にきたときのレジは初老のおばさんだったが、動きがシャキシャキしていて見ているだけでも気持ちが良かった。籠から直接商品を取り、バーコードを読み込まし、それが終わると、さっと自分の後ろに籠を置いた。僕が商品を適当に入れていれていると、「だめね~」というような顔をして手伝ってくれた。そしてニッコリ笑って商品を入れた袋を渡してくれた。それは、また、ちかぢか来たくなるような対応だった。
 それに比べ、今回のおばさんの態度には、腹立たしささえ感じる。お客に気持ちよく買い物をしてもらおうという気持ちはゼロ、できるだけ働きたくない、という感じがプンプンである。もしかしたら、客に対するマニュアルが変わり、できるだけお客自身にやってもらうように言われているのかもしれないが・・・。むっとしてスーパーを出た。
 僕自身も人に対する対応はあまり良いとはいない。人に対する対応は、できるだけ気を付けようと考えながら、帰りのバスに乗り込んだ。

DSC_4933.jpg
肌寒い天候でパウリスタ大通りをいく人々もさえない

 


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.