5・24 土曜の早朝 (2015/05/23)
オルガニック市へ行く時間が最近どんどん早くなり、家を出るのが7時になった。以前は8時過ぎに着いても、まだいろんな野菜があったのだが、欲しい野菜がほとんど売り切れてしまっていたことが数度あり、早く出るようになった。毎朝、犬の散歩で6時前には起きているから、早く出るのは苦にならない。 土曜日のこの時間帯のバスには、いつも足元もおぼつかないベロベロの酔っ払いが乗り込んでくる。バス代もつかいはたしたのか、何人かは運転手に頼んでタダで乗せてもらっている。 場所がセントロのせいか、ゲイのよっぱらいが結構多い。数軒のゲイディスコやバーがセントロにあるのだろう。レベルの低いゲイは神経質でキンキンした奴が多いので近くにもよりたくない。もしかしたら、女性ホルモン剤投与が何らかの影響があるのかもしれない。できるだけ遠くに離れて座ることを祈りながら、乗り込んできた2人組を目で追う。目はうるみ座っている。足どりはヨタヨタである。お酒だけでなく麻薬もやっているのだろう。土曜日も職場に通う人たちが妙に冷たい視線をおくっている。 今度は完全泥酔状態の男が乗ってきた、車掌にタダで乗せてくれと頼んでいる。車掌は男を見もしないで軽く頷いた。ずれ落ちるジーンズをやっとたくしあげながら座席についた。 土曜日の早朝、酔っ払いが多いのは世界共通なのだ。こんな様子を見ているとそう思う。僕も学生の頃は、酔っ払ってどうやって帰ったかも覚えてないことが毎週であったから、決して彼らを批難することはできない。交通事故にも泥棒にもあわず、無事帰って欲しい
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