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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・28 国籍

5・28 国籍 (2015/05/27) MSNのニュースサイトを見ていて「柳美里」の記事を見かける。芥川賞作家が貧困生活を送っているというのだ。しばしば、小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」などに登場するこの女流作家がかなり偏った思考の持ち主だということは知っていた。
 ウイペギアで調べてみると在日で韓国国籍となっていた。日本に生まれ日本で育ち、なぜ国籍が韓国なのか? ちょっと不思議だった。というのは、日本で生まれ日本で育てば、例え容姿が日本人でなくとも、もう立派な? 日本人だと僕は思っているからである。たとえば、僕の息子は、ブラジルで生まれブラジルで育ったわけだから、どんなに日本人になりたくても、意識はブラジル人である。ブラジル人としての意識がある限りは、無理に日本国籍にするよりはブラジル国籍の方が幸せだと思う
柳が「小さいころいじめられた」という箇所を読み、少し納得がいった。ほぼ僕と同世代の、彼女の幼少期は、在日、韓国人、朝鮮人にたいして根深い差別があった。もちろん韓国籍になったのは親の意向などもろもろの事情などがあったのだろう。いじめられて日本人憎しの感情が生まれ、未だに韓国籍のままということになっているのではないだろうか??
外国に住んでいると、意外に国籍が気にかかる。例え、これからずっとブラジルに暮らし続けるとしても、よっぽどことがない限り、僕は日本国籍からブラジル国籍には変えないと思う。日本に誇りを持っているし、自分は日本人だと思っているからである。それだけに、日本で生まれ、日本で育ったもかかわらず柳美里が韓国籍というのがイマイチ理解できなかった。思わず「怨」の文字を思い浮かべてしまった


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