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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・29もって生まれた性格 [画像を表示]

5・29もって生まれた性格 (2015/05/29)  自分が思うように犬を飼えるようになって、ここ10年の間に9匹の犬を飼った。犬も生まれながらの性格があることを知った。ダックスフンドの「ニンジャ」はうちに来る前から少々性格が曲がっていた。ペットショップでも「ショロン(泣き虫)」と呼ばれていた。
 いたずらや大小便を誤ったところにしたときなどは新聞紙を丸めて尻を叩いたことはあるが、虐待したことは一度もない。性格がまがっている犬だと気づいてからは、できるだけ叩かないようにして育てた。それにもかかわらず突然人に噛みつくような困った癖があった。小さいころから、散歩で外に出ると尻尾を股の間に入れて歩くような臆病かつ神経質な犬だから生まれつき性格に問題があるのだと思う。彼の子供が4匹生まれたが、そのうちの1匹は彼そっくりで神経質なちょっとひねた犬であった。人を通じてまったく知らない人にもらわれていったので今はどうなったのか全く不明であるが、今はどうしているのだろう? 時々思い出して心配になる。
 今年、新しくきたサスケも、うちに来た当初は、エサを噛まないでガツガツ食べるし、自分が気にいらないことをされると唸った。また性格がひねくれた犬か? と少々心配していたが、息子の飼育が良いのか? 意外に素直な犬に育っている。唸る癖もすっかりなくなり、今は何をしてもまったく嫌がらないし、さすってくれとすぐ腹を見せるようになった。もともと素直な性格の犬なのだろう。
 犬でさえ、遺伝的に性格が遺伝するようだから、人間ならましてやだろう。この頃、未成年犯罪が増え、12,13歳の少年の犯罪者さえ出てきた。レポーターが、犯罪を犯し逮捕された12歳の少年に「将来何をしたいか」と質問するとその少年は無邪気に「銀行強盗になりたい」と答えた。少年のほとんどは犯罪を繰り返す。救いの手をさしのべても、なかなか更生するのが難しいのが現実である。もう、どうしようもない少年もいるが、中には更生できる少年もいる。持って生まれた性格が大きく影響するように思う

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すっかり人に従順になったサスケ


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